探偵に寄せられる依頼の中で、浮気調査はかなりの数を占めています。そして、実際に調査を行ってみると、浮気相手が職場の同僚だったというケースは、実は珍しくありません。
しかし、パートナーや恋人の職場での様子というのは、同じ職場で働いているという方以外は、なかなか調べるのが難しいもの。
そこで今回は、パートナーや恋人がちがう職場だったとしても、パートナーが職場で浮気をしているかどうか調べる方法をご紹介していきます。
後半では、実際にパートナーが浮気をしていたときの対処法についてもご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
職場での浮気は意外と多い!
冒頭でもお話ししたように、職場で出会った人と浮気をするというケースは意外と多いものです。
その理由として挙げられるのは、以下の3つです。
- 職場は自宅よりも過ごす時間が長く、配偶者や恋人の目が届きにくい
- 協力し合う機会が多く、恋愛感情がおきやすい
- 飲み会や残業、出張などといった浮気をするための言い訳になるような機会がある
企業に勤めている方を始めとする多くの方は、1日の大半、そして週の半分以上を職場で過ごします。そのため、パートナーが同じ職場で働いている方でない限り、配偶者や恋人といるよりも同僚と過ごす時間の方が多くなり、必然的に監視も行き届かなくなります。
また、仕事は基本的にチームで協力し合って進めていくため、職場は信頼関係が生まれやすく、恋愛関係に発展しやすい環境下にあります。
さらには、飲み会や残業、出張の機会があるというのも、職場での浮気を助長させる原因になっています。
浮気をするためには時間が必要です。そして、その時間を作るためには、何か理由をつけてパートナーに疑われないように自宅を空けなければなりません。
そういったときに、残業や出張という言い訳は疑われにくいため、よく使われるのです。
以上をまとめると、職場はパートナーの目が届きにくく、また恋愛感情が発生しやすい環境も整っており、さらには言い訳として使われやすい残業や出張といった機会もあるため、配偶者や恋人の目を盗んで浮気をしやすい場所ということになります。
職場での浮気を見抜くポイント
続いてはパートナーや恋人が職場で浮気をしているかどうかを見抜くポイントについてお話していきます。
もし、すでにパートナーや恋人の行動に違和感があり、浮気を疑っているのであれば、以下にご紹介するものを調べてみると、浮気の証拠が見つかるかもしれません。
ポイント①給与明細と残業代
前述のように、残業は浮気をする際の言い訳として使われることが多いのですが、その残業が本当なのか嘘なのかを見極める方法があります。それが、給与明細のチェックです。
残業や休日出勤をした場合、必ずその分の給与の支払いがあります。そして、それがいくら支払われているのかは、給与明細で確認することができます。
残業した日が多いわりに残業代が少ないようであれば、残業をしたと嘘をついてどこかに行っていたということになります。
ポイント②財布や鞄
続いてのチェックすべきポイントは、財布と鞄です。これらの中に入ったレシートを見ることで、浮気をしているかどうかが分かります。
もちろん、ラブホテルのレシートが入っていれば浮気が確定しますが、パートナーもそこまで迂闊ではないでしょう。しかし、見つかるのはコンビニのレシートばかりという場合でも、内容を細かく見てみてください。
レシートには、購入した商品の名前やそれを購入した時間、お店の名前・住所といった情報が記載されています。勤務先から不自然に離れた場所のお店を利用していたり、明らかに2人分のものを購入していたりした場合は、浮気をしている可能性があります。
また、財布の中の現金の出入りにも気を配りましょう。浮気をしている場合、人によっては履歴の残るクレジットカードや電子マネーでの支払いを避け、会計を全て現金でしているケースがあります。
仕事や出張に行っているだけのはずなのに、何故か現金の減りが早いという場合には、浮気をしているのかもしれません。
ポイント③クレジットカードの明細
最後のチェックポイントはクレジットカードの明細です。
先ほども少しお話をしましたが、クレジットカードを使用すると履歴が残るため、利用を避ける方がいる一方、浮気の際に使う専用のクレジットカードを作る方もいます。
そのため、見覚えのないクレジットカードの明細が届くようになったという場合は、その明細を確認してみてください。
また、使用した日付が分かる明細であれば、パートナーの残業や出張のスケジュールと照らし合わせて、矛盾がないか調べてみるのも、浮気をしているかどうかを知る良い方法です。
パートナーが職場で浮気していたときにとるべき行動
前項でご紹介した方法を試した結果、パートナーの浮気が判明したという場合、どうすれば良いのでしょうか。
本項ではパートナーが職場で浮気をしていたときにとるべき行動について解説していきますので、事前に読んでおき、いざというときに備えておきましょう。
その①遊びなのか本気なのかを見極める
浮気が発覚したときは、まずは情報収集をしましょう。浮気相手の素性は分からなくても、どんな関係なのか(上司と部下など)、どのくらいの頻度で会っているのか、またその浮気が本気なのか遊びなのか確認しておきましょう。
遊びか本気なのかは、以下の点を確認すると分かります。
- 記念日や誕生日、イベントの日に会っているか
- 浮気相手にどのくらいお金を使っているか
- 会う時間が昼間か夜か
- あなたに別れ話をしているか
まず、その浮気が遊びの場合、浮気相手と誕生日やクリスマスなどの季節のイベントの日に会ったりはしません。
目的はあくまでもセックスですので、わざわざイベントを盛り上げたり、プレゼントをあげたりといった、浮気相手を喜ばせるような行動はしないのです。
また、同じ理由で昼間から会うようなことはせず、夜に待ち合わせをして、行為が終わったら長居せずに帰るような会い方をしているケースが多いです。
さらに、浮気が本気になっている場合は、既にあなたに離婚あるいは別れ話を切り出していることが多いです。そうではないという場合は、例え浮気相手に「妻(夫)と離婚する」、「彼女(彼氏)とは別れる」と言っていたとしても、遊びである可能性が高いと言えます。
その②浮気をやめさせる
職場での浮気は非常にリスキーな行為です。
もし、同僚にバレてしまうようなことがあれば、あなたを傷つけるだけにとどまらず、パートナー自身も信頼を落とすことになります。会社の規定によっては降格処分や自主退職せざるを得なくなる場合もありますし、仮にそうでなくとも、職場に居づらくなることは間違いありません。
特にパートナーと再構築を望むのであれば、会社にバレてしまう前に浮気を止めさせるのが得策です。
浮気を止めさせるために、絶対にやってはいけないことは、感情的に浮気を問い詰めることです。
パートナーに裏切られたのですから、悲しみや怒りを感じるのは当然で、相手にもその辛さを知ってほしいという気持ちは分かります。
しかし、それをそのまま相手に伝えてしまうと、相手の気持ちはますます浮気相手に傾いてしまいます。
浮気を止めさせるには、パートナーや恋人が浮気をするに至った原因を突き止め、それを解決して、相手にとって居心地の良い環境を作らなくてはなりません。
浮気は浮気と割り切り、それでもパートナーや恋人を受け入れることができれば、相手はあなたの元に戻ってくることでしょう。
その③探偵に依頼して証拠を集める
浮気の事実を知り、パートナーあるいは浮気相手に慰謝料を請求したいと考えた場合、探偵に依頼をするのが良いでしょう。探偵は聞き込み・尾行・張り込みといった手段を用いて、裁判でも使える浮気の証拠を集めてくれます。
素人が自力で、裁判でも有効な浮気の証拠を集めるのは時間がかかる上、相手にバレるリスクも高くなります。迅速かつ確実に証拠を手に入れたいと考えるのであれば、探偵に依頼をするのがおすすめです。
まとめ
配偶者や恋人の目が届きにくく、恋愛感情が起きやすい職場は、ある種の特殊な環境であり、ちょっとした出来心から同僚と浮気をしてしまうというケースは意外と多いものです。
パートナーや恋人が怪しいと感じたら、財布の中のレシートやクレジットカードの明細を確認すると、浮気の証拠が見つかるかもしれません。
職場での浮気は、バレてしまえばあなたを傷つけるだけでなく、本人にも悪影響を与えますので、発覚した場合は速やかに証拠を入手するなどして、浮気を止めさせるのが賢明です。
自力で証拠を集めるのが難しければ、探偵を利用するのもおすすめです。探偵は浮気調査のプロですので、例え裁判になったとしても、あなたに有利な証拠を集めてくれます。