こんな人に最適な記事です!
- 浮気調査にボイスレコーダーを使おうと思っている方!
- ボイスレコーダーは浮気の証拠になるのか知りたい方!
夫や妻が浮気しているかも?という疑いがあり、自分で浮気の証拠を掴もうと思った時、あなたはどんな方法を使いますか?相手のスマホや携帯電話を見るという方もいるでしょう、またはGPSでどこに行ったか突き止めるという方もいるかもしれません。
今回は音声を録音するボイスレコーダーを使った浮気調査の方法についてご紹介していきます。浮気調査に便利なボイスレコーダーの種類や選び方、探偵が教えるボイスレコーダーの使い方までをしっかり解説。 ボイスレコーダーを使って 浮気の証拠を得ようと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を最後まで読むことで
- ボイスレコーダーで浮気の証拠を掴む際の注意点を知ることができる
- ボイスレコーダーの有効な使い方が分かる
ボイスレコーダーで浮気調査の証拠はつかめる?
ボイスレコーダーは「ICレコーダー」とも呼ばれ、フラッシュメモリや microSDカードなどに音声を録音する電子機器のことです。ボタン一つで音声を録音でき、会議や取材などでもよく使われています。手のひらにすっぽり入る小型のものが多く、ペンやUSBに似せて作った商品など、様々な形のボイスレコーダーが電気店やインターネットで販売されています。
そのようなボイスレコーダーは、浮気調査でもよく使われます。例えば車の中や自宅などに設置して、浮気相手との会話や電話でのやり取りを録音できます。ボイスレコーダーは、車や部屋などに仕掛けるだけなので、わざわざ尾行したり待ち伏せて写真を撮る手間もいりませんよね。素人探偵でもそんなに苦労せず、浮気の証拠を入手できる一つの方法です。
しかしながら離婚裁判や慰謝料請求のため裁判所に提出する証拠としては、少し弱いのが現状です。裁判所で不貞行為と認定されるのは「同一人物と継続的な肉体関係があった」場合のみだからです。つまり同じ浮気相手と数回にわたって性交渉をしていたという証拠が無ければ不貞行為と認定されないということ。とはいえ実際、ホテルのベッドの上でパートナーと浮気相手が裸で抱き合っている写真を撮影するのは難しいですよね。
そのため裁判所ではラブホテルや浮気相手の家への出入りしている写真や動画で、不貞行為があったと認めているのです。そして「継続的」という言葉が示すように、一度きりの浮気では認定されません。これまでの判例からいうと、少なくても三回、ホテルなどから二人一緒に入って出る写真が必要です。
ではボイスレコーダーで録音した音声は、裁判所で使える証拠として認められるのでしょうか?結論から言うと、音声のみでは証拠として認められません。例えば浮気相手との電話で「愛してる」などの音声が取れたとしましょう。しかし裁判であれは冗談だったと証言される可能性があります。また性交渉していると思われる音声があっても、いつどこで誰と誰が、本当に行為をしているかまでは分かりません。パートナーが自白した内容を音声で取れたとしても、「強要されて言わされただけ」と言い逃れも出来てしまいます。
ただ、裁判では証拠が多ければ多いほど有利になれます。例えばホテルへの出入りを撮影した写真と共に、録音した音声を「間接証拠」として提出することも可能です。さらに浮気相手との会話で次に会う日や場所がわかれば、決定的な証拠を撮影するためにも役に立ちます。もしかして浮気をしているかも…と思ったら、直接問い詰めたりせず、ボイスレコーダーなどで浮気の証拠を集めてからにしましょう。このようにボイスレコーダーを上手に活用して、浮気調査に役立てることをおすすめします。
浮気調査に便利なボイスレコーダーの種類
実は私たちが持っているスマホでも音声を録音することができます。音声録音アプリをダウンロードすることで、iphoneやAndroidスマホで音声録音が可能に。ただしサイズが通常のボイスレコーダーと比べて大きいため、車の中などに取り付けた時、相手に見つかってしまうことがあります。また端末のデータ空き容量が少ないと、長時間の音声を保存しておけません。
最近は数千円台でも高性能のボイスレコーダーがインターネットでも手軽に買えるため、大きさや性能を考えたらボイスレコーダーを選ぶことをおすすめします。それでは浮気調査で便利なボイスレコーダーの種類について見ていきましょう。
電源方式の種類:充電式
USBやACアダプターに接続して充電する種類で、充電が満タンになれば使用可能。乾電池を入れるスペースが不要なためコンパクトで、充電さえすれば繰り返し使えます。またパソコンや電源につなぎっぱなしにしていれば、録音中に電池がなくなることがありません。
電源方式の種類:電池式
単四電池などを電源として音声を録音するタイプのボイスレコーダーです。充電式は万が一充電が切れてしまうと満タンになるまで使えませんが、電池式であれば予備の電池さえあればすぐ交換して使えます。ただし電池を入れる分本体のサイズが大きくなってしまうデメリットがあります。
録音方式の種類:ステレオ録音
二つ以上のマイクを使って録音するステレオ録音タイプは、雑音が少なく音がキレイにとれますが、録音時間が少し短いのが特徴です。特に車内ではエンジン音や振動音などの雑音が入りやすいため、こちらのステレオ録音タイプのボイスレコーダーをおすすめします。
録音方式の種類:モノラル録音
モノラル録音タイプとは一つのマイクを使って収音する種類のボイスレコーダーです。音質はステレオ録音タイプに比べて落ちますが、長時間録音できるのがメリットです。また価格が比較的安いのもこちらのモノラル録音タイプ。もし雑音が入りやすい環境でモノラル録音タイプを使いたい場合は「ローカットフィルター」を付けたり「ノイズカット機能」付きのボイスレコーダーを選びましょう。
浮気調査に使うボイスレコーダーの選び方
たくさんの種類があるボイスレコーダーですが、浮気調査に使う場合はどのようなものを選べばよいのでしょうか?それぞれの選ぶポイントごとに、ボイスレコーダーの特徴を見ていきましょう。
録音時間で選ぶ
ボイスレコーダーに内蔵されている本体のメモリやSDカードに録音できる時間は、なるべく長い方が浮気調査にも便利です。音質を選べるボイスレコーダーでは低音質であれば長時間、高音質ならそれよりも短い時間の録音となるため、それぞれの音質でどのくらいの時間録音できるかを事前にチェックしましょう。肝心なところで録音が切れてしまってはせっかくの苦労が水の泡。車や部屋の中などに設置することを考えれば、最大どのくらいの時間録音ができるかを確認してください。
マイクの性能で選ぶ
せっかくボイスレコーダーを設置したのに、雑音ばかりで肝心の声が聴きとれない…なんてことがないように、なるべくマイクの性能が良いものを選ぶようにしましょう。特に車の中に仕掛ける場合は、エンジン音や車内に流れる音楽などで、話し声が聞き取りづらくなりがち。雑音をカットしてくれる「ノイズキャンセラー」や高音質のマイクが内蔵された国産のボイスレコーダーがおすすめです。
電池の持続時間で選ぶ
録音時間と並んでポイントなのが電池の持続時間です。いくら最大録音時間が長くても、肝心の電池が切れてしまっては録音できません。一日だけピンポイントで使いたい場合は電池持続時間が24時間あれば十分ですが、数日にわたって使いたいなら50時間以上の持続時間が欲しいですね。また機種によっては電池残量が一目でわかるようなタイプもあります。
さらにボイスレコーダーの中には、話し声や物音に反応して、自動録音できる「音声自動記録機能」が付いたものがあります。これなら声に反応して自動で録音がスタート、ストップしてくれます。ただし車内で使う場合は、エンジン音でこの機能がスタートしてしまうことも。いずれの場合も本番前に何度かテストして、実際どのくらいの音量で、何時間録音できるのかチェックしましょう。
大きさや形で選ぶ
特にインターネットで購入する際は、ボイスレコーダーのサイズを間違えないように注意しましょう。小さいサイズを購入したはずなのに実際に届いたら大きかったなどの失敗が考えられます。実際に自分の目で確かめて、設置場所に応じた大きさのボイスレコーダーを選んでください。
探偵が教える!浮気調査でのボイスレコーダーの使い方
ボイスレコーダーを入手したら、それを仕掛ける場所を探しましょう。ここで注意しなければいけないのは、ボイスレコーダーを仕掛けていることを絶対に相手に気づかれないようにすること。もしパートナーにバレてしまったら、その後の関係が悪化することはもちろん、警戒されて浮気の証拠を隠されてしまいます。
仕掛ける場所を選ぶ
ボイスレコーダーを仕掛けるのは主に車の中や家の中です。どうしても証拠が欲しいからと、浮気相手の車や家に侵入するのは違法行為になってしまいます。また公共の場所でも、一部録音禁止の場所があるので注意が必要。基本的に自宅や家族の車の中であれば法律的に問題ありません。
もし車の中に仕掛けるのであれば、助手席側のダッシュボードの中やシートの隙間、座席の裏側などが良いでしょう。音を一つのスピーカーで拾うモノラル録音タイプは、マイク前面の音しか拾えません。そのため音のする方にマイクを向けなければ、上手に録音ができなくなります。また座席の裏側に仕込む場合は、間違って足で蹴り出さないように、ビニールテープなどで裏側にしっかり固定しましょう。
サイズの大きなレコーダーは座席の隙間からはみ出てしまいますし、座席の色や車の内装に合わない色のボイスレコーダーは少し見えているだけでも気づかれてしまいます。特に浮気中は相手も警戒しています。上手にカモフラージュするか、多少高くても小型で高性能なボイスレコーダーを使うことをおすすめします。
場所によってボイスレコーダーの種類を選ぶ
またボイスレコーダーによっては、ペンの形をしたものやUSBに見えるものもあります。リビングに置くならペンタイプ、夫の部屋のパソコンにUSBタイプを仕込むなど、カモフラージュすることができます。 このように仕込む場所によってボイスレコーダーを選んでも良いでしょう。
浮気調査にボイスレコーダーを使う際の注意点とは?
それでは浮気調査でボイスレコーダーを使う場合の注意点を見ていきましょう。これから紹介するようなことが無いよう、十分気を付けながらボイスレコーダーを選んでを使ってくださいね。
違法行為になる恐れ
ボイスレコーダーを仕掛ける際、他人の住居や敷地に無断で入ってしまうと住居侵入罪などの不法侵入に当たります。たとえ夫婦であっても別居中の相手の家に勝手に入ってしまうのは違法です。そのため一番安全なのが、自分の家か車の中ということになります。
このようにパートナーの浮気調査のためであれば、夫婦共有スペースにボイスレコーダーを使うことはプライバシーの侵害に当たりません。ただし結婚していない恋人同士の場合、プライバシーの侵害になる可能性がありますのでご注意を。
調査していることがバレやすい
浮気調査で使うボイスレコーダーは、音のする場所に近ければ近いほど鮮明な音声が取れます。そのためある程度人の近くに仕掛ける必要があるのです。そして近ければ近いほどバレてしまう可能性も高くなってしまいます。もしバレてしまった時、実際に浮気をしていないパートナーなら疑惑の目を向けられたことで信頼関係が失われることも。たとえ本当に浮気をしているパートナーでも、浮気の証拠を隠そうとするためその後の浮気調査が難しくなります。
ボイスレコーダーで浮気調査の証拠が取れた後はどうする?
パートナーが浮気をしているかもという疑惑をはっきりさせるためにボイスレコーダーを使うのは有効です。浮気の事実が分かればいいという方なら、浮気の証拠として音声が取れればOKです。しかし浮気によって離婚や慰謝料請求を考えているのであれば、証拠として弱いため別の手を考える必要があります。
また万が一ボイスレコーダーを仕掛けていることがパートナーにバレてしまったら…と考えると、安易に使うこともおすすめできません。確実な証拠を得るためにはやはりプロに依頼するのが一番。探偵事務所なら警戒心の強い相手でも、プロの仕事をしてくれますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は浮気調査に便利なボイスレコーダーの種類や選び方、使用上の注意点について解説してきました。最近のボイスレコーダーは種類も豊富で機能やマイク性能も向上しています。浮気調査では違法にならない使い方で、相手にバレないように気を付けながら使いましょう。
ただし音声の証拠だけでは不十分だと思われる方や仕掛けても上手に証拠が取れない方、バレるのが怖くて仕掛けられないという方は、ほかの方法を考えるかプロの探偵事務所までご相談ください。