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探偵の年収はどのくらい?年収相場と一般人には分からない給料システムとは

探偵社で働きたいと思っても、生活ができるような年収が得られるのかが不安で踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。 楽しそうな仕事内容でも、生活ができない年収しか保証されないのであれば、仕事として続けていくことは難しいものです。

探偵の仕事は、その性質上、世間一般に情報提供されることは少なく、ベールに包まれている部分が多いことも事実としてあります。探偵社と言っても、実際に調査を行う調査員や、依頼者に寄り添ってサポートをする相談員。他にも工作員などの業種が存在しています。

探偵社で働きたいと考えている方向けに、ここでは探偵の年収や、それぞれの業種の仕事内容などをご紹介します。

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探偵社に必要な職種

探偵というと、浮気調査などの現場に向かい、張り込みをしたり、カメラで撮影をする「調査員」をイメージされることが多いと思います。しかし調査員だけではなく、依頼者の話を聞いて契約業務を行ったりする相談員や、別れさせ屋や復縁工作といった依頼が入った場合の特殊工作員。 そして事務員なども存在しています。ここでは探偵事務所で必要になる職種と仕事内容をご紹介します。

調査員

調査員は探偵のイメージ通り、依頼内容を現場で実行するという仕事内容になります。 対象者を張り込んだり、尾行をし、証拠を撮影するといった作業。他にも取材をしたり、調査に関わるリサーチ作業をしたりという業務をこなします。

相談員

相談員の仕事はその名のとおり、依頼者からの電話対応をしたり、面談する約束を取り付けたり、実際に面談を行い、依頼者の相談に乗るといった業務が主になります。 実は調査作業よりも、相談者に寄り添う相談員の仕事の方が重要とされており、実働時間にバラつきのある調査員よりも年収は高めに設定されていることが多いです。

浮気調査ひとつにしても、調査の必要性があるのかどうか相談に乗り、相談者に寄り添うこと。また調査後の結果報告なども、ショックを与えすぎないように伝え方に工夫が求められます。浮気調査の場合なら、結果として裁判を起こすのかどうかの相談。 裁判に持ち込む場合には、弁護士の紹介などのアフターフォローも相談員の大事な仕事になります。

探偵事務所にとって相談員の仕事は、決しておろそかにできない業務であり、大手であればあるほどに相談業務なくして探偵業は成立しないという発想を持っていることが多いです。

工作員

そして工作員の仕事です。別れさせ屋など業務を搾った営業をしているところもありますが、復縁工作や別れ工作など探偵社に依頼が寄せられるケースも少なくありません。

工作員はある程度の容姿と演技力が必要になるため、劇団員が副業で行っていたり、水商売の経験がある女性。 モデルなどの容姿が魅力的な男女や、ショップ店員など気さくに他人のコミュニケーションを取れる人材が求められます。

依頼内容にもよりますが、ターゲットに接近し、関係を深めて好意を持たせる別れさせ屋のような業務内容が多いと言えます。

探偵社の職種別給料

探偵社には必要な職種があり、それぞれにどのような業務をこなしているかお分かりになったと思います。 仕事内容と同様に肝心なのは年収ではないでしょうか。ここからはそれぞれの職種の年収相場をご紹介します。

調査員の年収相場

実際に依頼者からの受けた調査を行う調査員ですが、それぞれの探偵事務所が採用している調査料のシステムによって、まちまちというのが現状です。 完全成功報酬型では裁判で有効になるほどの証拠を報告できなければ、費やした労力は無駄になる恐れがあります。月給型の給料体系なのか成功報酬型の給料体系なのかでも年収は変わってきます。

大手事務所で実績がある社員の場合には、月収で30万円前後、規模が小さくなれば20万円前後の報酬が相場となり、年収にすると400万円~250万円といった金額になります。

探偵事務所M&Mの場合なら、18歳で半年足らずの調査員という実績でも実働20日間で35万円の月収を得ている調査員がいますので、報酬の良い調査員求人を探している方にはおすすめです。

相談員の年収相場

調査員の仕事は、依頼者からの電話を受付、実際に事務所などで話をヒアリングし、契約を結ぶといった業務内容になりますが現場に出なくても非常に重要な役割を担うことになります。 相談員の報酬も固定給のスタイルと、成功報酬や年俸制といったシステムを採用しているかどうかで年収に差が出てきます。

また地域によっても年収の差がでてきますので一概には言えませんが、入社したてで1年未満というケースでは基本給18万円+αという金額が相場です。 3年目である程度に仕事が任される場合には、25万円前後で年収は360万円前後といったところ。業界経験が10年以上というベテランになれば、30万円前後の月収となり、年収で600万円前後の報酬を得ている方もいらっしゃいます。

探偵事務所M&Mの場合なら、27歳で経験年数が1年といったケースでも、年収約600万円という待遇を受けています。相談員の重要さを理解しており、探偵社の重要な役割を担ってくれているという姿勢の表れと言えるでしょう。

工作員の年収相場

工作員の場合は、探偵社に頻繁に持ち込まれる案件としては依頼数が少ないこともあり、正社員採用をしているところは少なく、ほとんどが案件が入った場合にアルバイトとして雇うケースが多く見られます。 固定給があるところとない事務所が存在しており、地域によっても報酬には開きがあるのが現状です。

相場にすると月収で15万円前後といった金額になります。年収では300万円というのが単純計算すると算出できますが、頻度を考えるとこの年収を得ることは難しいと言えるでしょう。 ただし工作案件をこなし成功することで成功報酬を得られている工作員も少なくありません。成功実績が多い工作員は依頼も多くなりますので、月収50万円や100万円を稼いでいる方も実際にいらっしゃいます。

探偵事務所M&Mの場合なら、経験年数は1年もない27歳の特殊工作員の場合でも、基本日給1万円を保証。 業績に応じて賞与もあり、実働8日間で32万円の報酬を得ている工作員もいます。 なかなか全国的に見ても求人が少ない工作員ですから、より高い報酬を得たい方にはおすすめです。

探偵の条件別年収相場

ここまでは探偵事務所に必要な職種と、その仕事内容。更に年収相場をご紹介してきました。 ここからはさまざまな条件別での探偵の年収相場をご紹介していきます。

都道府県別の探偵年収相場

最初の条件は地域別です。最低賃金が高いということもあり、やはり東京都内が一番高い年収を得られています。人口が多い大都市エリアは、依頼の数も多いことから、必然的に年収は高くなっています。

地域年収相場
北海道 405万円
東北エリア 360万円~450万円
東京都内 630万円
神奈川 495万円
千葉・群馬・栃木・茨城 450万円
北陸エリア 405万円~450万円
東海エリア 405万円~450万円
愛知 495万円
大阪 540万円
関西エリア 450万円
中国エリア 405万円~450万円
四国エリア 405万円
福岡 450万円
九州エリア 360万円~405万円

探偵の年代別年収相場

年齢の違いによっても、年収に差が出てきているのが探偵の現状です。もちろん年齢が若く、経験が少なくても、素質があり結果が出せていれば、高い報酬を得ることは可能です。 実際のデータを見てみると、探偵のピーク年代は50代となっており、以降は減収。20代前半が最も年収が低く、年齢と経験を重ねるごとに徐々に年収がアップするというデータが得られています。

年代年収相場
20代前半 250万円
20代後半 269万円~320万円
30代前半 250万円~350万円
30代後半 296万円~400万円
40代前半 329万円~450万円
40代後半 382万円~504万円
50代前半 430万円~540万円
50代後半 425万円~535万円
60代以上 264万円~535万円

探偵事務所の規模別年収相場

探偵事務所と一口で言っても、個人と家族だけという小規模なところもあれば、多くの社員を抱えている大手探偵事務所も存在しています。もちろん規模が違えば年収も変わってきますので、参考にしてみて下さい。

探偵事務所の規模年収相場
大手探偵事務所 500万円
個人探偵事務所 480万円
興信所 470万円
フリーランス 480万円

能力を評価してくれる事務所に入ろう

いかがでしたか。探偵事務所には調査員以外にも色々な職種が存在しており、仕事内容や年収は違っています。 働く地域や、年齢の違い、事務所の規模の大小などでも報酬が変わることが多い業界ですが、年齢などに関係なくそれぞれの業務をこなせれば、その能力をしっかりと評価してくれる探偵事務所で働くことをおすすめします。

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