GPSは人やものの位置を特定できる便利な機材で、子どもや高齢者の見守り、盗難・紛失の防止に使える他、浮気調査にも活用することが可能です。
実際、GPSをパートナーが普段使っている自動車に取り付けて、浮気調査を行うことも珍しくありません。
しかし、仕掛ける位置を間違えてしまうと、上手く動作しなかったり、パートナーにバレてしまう危険もあります。
そこで今回は、GPSを車に仕掛けて浮気調査を行う際に知っておきたい、バレない設置場所や取り付け方について解説していきますので、使用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
車にGPSを仕掛けるのは有効?
パートナーのメインの移動手段が自動車であるなら、それにGPSを取り付けることで、パートナーが今どこにいるのかを把握することができ、浮気の気配を察知することが可能です。
例えば、「休日出勤になったから、会社に行ってくる」と言って出掛けたにもかかわらず、全く関係のない場所に車を停めている。あるいは、残業をしているはずなのに、GPSがホテルの駐車場を示しているなどといったことがあれば、浮気をしている可能性があります。
GPSはオンラインショップなどで購入できる他、レンタルして利用することも可能です。
購入した場合、価格の相場は種類や性能にもよりますが、約1万円〜5万円。レンタルの場合は1ヶ月で約1.5万円〜3万円程度です。
車にGPSを取り付ける際の注意点
続いてはGPSを取り付ける際の注意点についてです。
GPSはあなたの浮気調査を助けてくれる武器になりますが、使い方を間違えてしまうと、上手く証拠を入手できなかったり、最悪の場合、あなたに不利益をもたらすこともありますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
注意点①|種類が複数ある
まず、ひとつめの注意点はGPSの種類についてです。
GPSは記録型(GPSロガー)とリアルタイム型(GPSトラッカー)の2種類があり、調査内容や使い方に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。
まず、記録型(GPSロガー)は、本体に移動履歴を保存していくタイプのGPSです。比較的安価なものが多く、1万円前後で購入できるので、経済的に余裕がない方でも利用しやすいというメリットがあります。
ただし、リアルタイムでパートナーの行動を確認することができないので、パートナーの現在位置を知りたいという方には向きません。
また、最近は専用のアプリから位置情報を確認できる機種もありますが、古い型の場合、本体を回収しないと中のデータが見られない場合があるので、注意してください。
一方のリアルタイム型(GPSトラッカー)は、パートナーが今どこにいるのかを知るのに適しています。本体を回収しなくとも、パソコンやスマートフォン、タブレット端末から位置情報を確認できるので、非常に便利です。
デメリットとしては、記録型と比べると機材が高価な点が挙げられます。また、購入した場合、リアルタイム型は本体代に加えて、月々の通信費が発生する点も留意すべきです。
まとめると、パートナーのその日の行動を簡易的に知りたいのであれば記録型、多少高くてもパートナーの行動をリアルタイムで把握したい場合はリアルタイム型のGPSを利用するのが良いでしょう。
注意点②|バッテリーに気を配る必要がある
残念ながら、GPSは1度仕掛けたらずっと機能してくれるというわけではなく、定期的にバッテリーを確認する必要があります。
バッテリーがなくなれば、当然位置情報の記録はストップしてしまうので、肝心なときに使えないということがないよう、メンテナンスは欠かさないようにしましょう。
GPSのバッテリーの継続時間は平均で30日程度ですので、1ヶ月に1回のペースで電池の交換や充電が必要という認識でいると良いでしょう。
ただし、GPSによってはバッテリー残量が少なくなると音や光を発するタイプもあるので、交換や充電は早めを心掛けておくとバレるリスクが低くなります。
注意点③|違法になる場合がある
GPSを車に仕掛けて浮気調査を行いたいと考えている方にとって気になるのは、それが違法になるかどうかという点でしょう。
パートナーの浮気を暴くつもりが、逆に訴えられてしまったという事態は避けたいですよね。
GPSをパートナーの使用している車に仕掛けるという行為そのものは、基本的に違法にはなりません。これは、例えパートナーがメインで使っていたとしても、自動車は夫婦の共同財産とみなされるためです。
しかし、GPSを設置した車がパートナーの勤務する会社の社用車だった場合や、浮気相手のものである場合は他人のものに勝手にGPSを取り付けたことになりますので、違法になる可能性があります。
また、婚姻関係にはあるものの、相手と別居中である場合は違法と判断されることがあるので、注意してください。
実例紹介:失敗するGPSの取り付け方
GPSを車に設置する場合、その取り付け位置が浮気調査の成功と失敗を左右します。
本項では、実際にあったGPSの設置位置の失敗例をご紹介しますので、同じ失敗をしないよう、しっかりと確認しておいてください。
失敗例①|高温になる場所に設置してしまった
GPSは高温になる場所に取り付けることはできません。具体的にはエンジンの近く(車体の前方)やボンネット下、後ろにあるマフラーの周辺も不可です。
というのも、GPSは精密機器であり、熱や水には非常に弱いのです。
故障の原因になりますので、走行中に温度が高くなる場所は避けて設置してください。
失敗例②|GPSが走行中に外れてしまった
GPSはパートナーに発見されないように車体の下に取り付ける場合が多いのですが、場所によっては地面と接触し、走行中に外れてしまうことがあります。
立体駐車場に上がった際などに擦りやすい車体前方や、車高の低い車の底にGPSを仕掛ける場合は注意するようにしてください。
失敗例③|車内に隠したため、精度が悪くなってしまった
車にGPSを設置する場合、基本的には車外が良いのですが、車種や状況によっては車内にした方が有効なこともあります。
その際は、電波の入り方を意識し、GPSの位置情報を確認しながら、誤差が出ないように事前に調整を行いましょう。
なお、車内にGPSを仕掛ける場合、座席の下やトランクがおすすめです。
失敗例④|車検でバレてしまった
車にGPSを仕掛けた際は、車検の時期に気を配り、時期が近付いたら一度取り外すようにしましょう。
車検は専門の作業員が車内・車外をくまなく検査するので、GPSをそのままにしておくと、ほぼ間違いなく発見されてしまいます。
車検は新車であれば3年、以降は2年ごとに行う必要がありますので、調査したい期間と車検の時期が重なる場合は、前もって回収しておくことを忘れないようにしてください。
バレないGPSの取り付け方
続いては、実際にGPSを車に取り付ける際の手順について説明していきます。
STEP1:GPSを入手する
まずはGPSを入手しましょう。前述のように、GPSには記録型(GPSロガー)とリアルタイム型(GPSトラッカー)の2つのタイプがありますので、自分に合ったものを選択してください。
また、事前に説明書をよく読み、使い方について確認しておくことも忘れずに行ってください。
STEP2:GPSを取り付ける
GPSを入手できたら、続いては取り付け作業ですが、その前に必ずビニールテープを巻いて、機材を保護するようにしてください。
すでにお話ししましたが、GPSは非常にデリケートなものなので、水や砂ぼこりが中に入ってしまうと、故障の原因になります。そのため、表面がむき出しにならないように、あらかじめ防水・防塵加工をする必要があるのです。
加工ができたら、自動車の平らな面に設置します。GPSは多くの場合、裏面に強力な磁石が付いているので、凹凸のない場所であればどこでも取り付けが可能です。
バンパーの裏や車体中央の底面など、仮に車体の下を覗かれても見えにくい位置に取り付けるとバレにくいのでおすすめです。
STEP3:回収する
調査が済んだら、速やかに機材を回収しましょう。取り付けたままにしておくと、発見されるリスクが高まります。
また、バッテリーの交換時期や車検のタイミングでも、1度取り外すことを忘れないようにしてください。
車に付けたGPSで浮気の証拠は入手できる!
パートナーの使用している自動車にGPSを取り付けることで、パートナーの浮気を暴くことができます。
浮気調査を成功させるためには、取り付けるGPSの種類を適切なものにすることや、定期的にメンテナンスを行うことが必要になる他、GPSを設置する位置も非常に重要になります。
高温になる場所や走行中に地面と接触する恐れのある場所は避け、平らで電波の入りやすい場所に仕掛けましょう。
浮気調査はパートナーにバレてしまえば、相手が警戒するため、証拠の入手が困難になる場合があります。GPSの設置場所などで何か不安なことがあれば、プロの探偵に相談をしてみるのもおすすめです。