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ストーカーの考え方!男女別に予備軍を見極めてトラブル回避

ストーカーもはじめは悪意がなく、単純に相手を喜ばせたり、コミュニケーションを取りたかっただけという場合がほとんどです。しかし途中で気持ちが誤った方向へ向かうと行為がエスカレートし、事件や事故に繋がることがあります。

もし早い段階で予備軍を見極めることができれば、トラブルの芽を摘むことができます。状況が好転すれば、健全な人間関係を築くことも可能なのです。

ストーカーの考え方、動機が分かれば注意すべき点が明確になりますよ。あなたと加害者が良好な関係を築けるよう、ぜひ参考にしてください。

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男女に共通するストーカーの考え方

ストーカーはどのような考え方から、行為に及ぶのでしょう。男女に共通するストーカーの考え方を見ていきましょう。

相手を思い通りに操りたい 

ストーカーには、相手を思い通りに操りたいという考えをする人がいます。このタイプは相手から拒絶されてストーカー行為に至る場合が多く、プライドを傷つけられたと感じるのです。

はじめは相手との関係修復を試みますが、次第に復讐によって思い通りにしたいと考えるようになります。元夫婦や元恋人が加害者になることが多く、「自分が拒絶されたことが受け入れられない」「自分の思い通りにならないなんてあり得ない」という気持ちから行為に及ぶのです。

思い通りに操りたいという気持ちには、相手への執着心、被害者妄想などの要素が複雑に絡んでいます。ストーカーのタイプとしては最も多く、事件や事故に発展することもあります。

自分の想いを伝えたい 

ストーカーには、単純に自分の想いを相手に伝えたいと考える人もいます。しかし普通の恋愛とは違い、相手の気持ちを考えずに自分の想いを一方的に押し付けるのです。相手が要求に応えてくれないと、暴力をふるったり高圧的な態度に出たりします。

「相手の立場を理解できない」という、精神的な疾患が原因になっている場合もあり、受診するまでは周囲から身勝手な人だと思われてしまいます。

相手の事を、「自分の要求を受け入れてくれて当然の存在」と考えていて、ストーカーをしているという自覚がないことがほとんどです。

相手にも自分と同じ気持ちでいてほしい

相手にも自分と同じ気持ちでいてほしいという思いから、妄想に取りつかれるストーカーもいます。相手と自分は恋愛関係にあるという妄想状態にあるため、話し合いで解決することが困難です。

次第に、愛し合っているのになぜ会えないのだろう、誰かが仲を引き裂こうとしているのではないかと考えるようになり、段々と相手に求めるハードルが高くなります。やがて復讐心からストーキング行為や逆恨みをするのです。

根底には相手と親しくなりたい、孤独を埋めてくれるのは被害者だけだ、という考えがあり、孤独感から解放される手段としてストーカー行為を働くことがあります。

日常の不満を聞いてほしい

ストーカーには、日常の不満を聞いてほしいという考えから問題行動を起こす人がいます。対象となる相手は必ずしも顔見知りではなく、愛情や親しくなりたいという欲求はありません。自分よりも弱い存在である人は、八つ当たりの対象と考えているのです。

相手は、全く覚えのない加害者からストーキング行為を受けるため混乱し、恐怖を覚えます。その反応を見て不満を解消するのです。

このタイプは、ストーカー行為に至った理由をこじつけ、行為自体を正当化する人が多く、なかには日頃からトラブルに巻き込まれたときには、責任転嫁する人もいます。

男性に多いストーカーの考え方

ストーカーには自己中心的な考え方をする人が多いですが、以下の考え方は特に男性ストーカーに多い傾向です。

自分の非を認めたくない

自分の非を認めたくないという考え方は、男性ストーカーによく見られます。普段から理屈っぽかったり、相手を丸め込むことが上手だったりするため、一見頭が切れるように映るのです。

このタイプはストーキング行為でさえも、ストーカー被害に遭う方が悪いと主張することがあり、いかにも自分が正しいかのような振る舞いをします。

時には被害者が「もしかしたら本当は自分が悪いのではないか」と考え込んでしまうこともあるため、しっかり周囲の人の意見に耳を傾けましょう。

彼女が自分から離れるはずがない

男性ストーカーには、相手が自分から離れるはずがないと考える人がいます。ストーカー行為を働くようになると、上から目線で相手と接っしますが、付き合っている時点では気の利いた男性と映る場面も多くあります。

「一人だと何もできないじゃないか」「俺がいないとダメだな」と手を貸してくれますが、別れてからも同じような態度が続き、次第に行動のチェックや交友関係を探るようになるのです。

電話やメールも頻繁になり、ここぞとばかりに「やっぱり俺が必要じゃないか」「俺と別れられるはずがない」と言うタイミングを狙っています。

自分を認めてくれる=「好き」の現れ

相手は「いつでも自分を認めてくれる存在だ」と考える男性もいます。根底には「自分の想いを受け止めてもらいたい」という気持ちがあり、その想いの強さから相手の考え方や欠点さえも見えなくなってしまうのです。

いつでも認めてくれると勘違いしていることから、昼夜関係なく電話やメールをかけてきたり、自宅に訪問をしたりすることもあります。

相手が拒絶すると「認めてもらえないはずがない」とおかしな方向で考えてしまうため、怒り出したり、暴力を振るうといった行動に出ることがあるため、注意が必要です。

女性に多いストーカーの考え方

女性ストーカーには、女性ならではの弱さや情報不足などが一因となってストーカー行為に至ることがあります。

相手のせいで自分が傷ついた

女性ストーカーは、相手のせいで自分が傷ついたと考えることがあります。その結果、相手の事を一方的に恨むという状況に陥り、ストーカー行為を働くのです。

被害妄想が激しく、相手が拒絶したときには「相手の思わせぶりな態度のせいで、自分が傷ついている」と考えます。その後さらに、「自分は被害者である」と相手に訴える行動に出るのです。

はじめのうちは、相手も拒絶した理由を理解してもらおうと努めますが、ストーカーは聞く耳を持ちません。段々と面会自体を拒むようになり、ストーカーにとっては、やはり相手のせいで自分が傷ついていると考える悪循環に陥るのです。

相手の事は何でも知っていたい

女性ストーカーには、相手の事なら何でも知っていたいと考える人がいます。日頃から情報収集が得意で、ツイッターやインスタを頻繁に利用する人に多く見られる考え方です。

好きな人の情報となればこの能力は大きく発揮され、常にSNS投稿を監視して相手のどのような情報でも知ろうとします。会話の中で、相手に話した記憶がない情報を知っている場合には、ストーカーの可能性を疑いましょう。

それでも情報が足りないと感じる場合には、郵便物をチェックされたりゴミを漁られたりすることがあります。

いつも私だけを見てほしい

いつも私だけを見てほしいと考えるのは、恋愛関係において自然な感情ですが、これが行き過ぎてしまうとストーカーになってしまいます。とても嫉妬深いため相手だけではなく、相手と話している女性に対しても敵意を抱くことがあるのです。

ただ仕事相手と話をしていただけ、通りすがりで挨拶をしただけ。何気ない行動でさえも、「私意外と関わるなんて、浮気?」と疑いの目を向けられてしまいます。

しかし自分に自信がないという一面を持っているため、相手の興味が自分から逸れてしまうと、自傷行為や事件を引き起こすことがあります。

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ストーカーに発展する予備軍の主な動機

ストーカーに発展する予備軍は、何らかの動機となるものが存在します。気質を備えていることが多いですが、意外にももっともな理由があるのです。

突然の別れの理由を知ろうとした

付き合っていた相手に突然別れを切り出された場合も動機になり得ます。納得できない場合には、相手と話し合いの場をもつことが一般的でしょう。

そこで納得できれば良いのですが、面会や電話を拒絶されると憤りを感じるようになるのです。次第に本来の目的から外れて、相手と接触ができるまでストーキング行為を働くようになります。

引っ越しや電話番号を変えても、相手を追い回すようになることから、加害者自身も仕事を辞めたり、相手の生活に合わせた行動をしたりするのです。

曖昧な態度を可能性と勘違いした

いつも優しくしてくれる人やボディタッチが多い人と接すると、回数を重ねるに連れて「もしかして、私(俺)のこと好きなのかな?」と期待してしまう方も多いでしょう。

相手が何とも思ていなくても、ストーカ-は些細な行為に 喜び ・可能性を感じ、過剰に勘違いしてしまう傾向があります。

例えデートの誘いを断られても「きっと用事があったに違いない」「好きだけど恥ずかしがっているだけだ」などと自分本位の理由をでっち上げ、「日を改めてから、もう一度誘ってみよう」と前向きに行動するのも特徴のひとつです。

これを何度も繰り返しているうちに、行動もエスカレートしていき、「メールや電話の回数が増える」「相手の自宅や職場にまで押しかける」といった、ストーカー行為が目立つようになります。

まだ付き合っていると思っていた

付き合っていた相手が交際を拒絶しているにも関わらず、まだ付き合っていると思ってストーキング行為を働くこともあります。相手にとっては既に終わった関係で、加害者は迷惑な存在でしかないのです。

加害者はまだ付き合っていると思っているため、まさか自分がストーキング行為を働いているとは思いません。これまでと同じように電話やメールをしているだけという認識ですが、結果一方的な片思いということになります。

薄々は気付いても、別れを受け入れる勇気がないため、いつまでもストーキング行為を繰り返してしまうのです。じっくり話し合う場を設ける必要があるでしょう。

ストーカー気質に好かれる男女が注意すべきこと

ストーカー気質の相手でも、人としての基本的な接し方は変わりません。しかしこちらからきちんとラインを引いてあげることで、それを逸脱しないよう警告することができるのです。

コミュニケーションをしっかりとる

ストーカー気質の人とは、コミュニケーションをしっかりとることを心がけましょう。ストーカーになる人は、何らかのメッセージを相手に伝えたいと思っていることが多いからです。

つまりはあなたから相手の話を聞く姿勢を取れば、ストーカーが伝えたいことを汲み取ってあげることができます。早い段階でこれができれば、問題を解決することが期待できるのです。

ストーカー気質の人とコミュニケーションを取ることに躊躇することもあるでしょう。しかし話し合いで解決することができれば、これがお互いにとってベストな方法です。

適度な距離感を心がけて

ストーキング行為を受ければ、どうしてもストーカーと距離を置きたくなります。しかし極端に距離を取ると、状況が悪化する可能性があるのです。ストーカーは相手と接触したいという気持ちからストーキング行為を行います。

しかし距離を取られると、「本当の気持ちを確かめたい」「他の誰かが仲を引き裂いているんだ」と感情を逆なですることになるのです。

普通の人でも、そのような考えに至ることがありますよね。ストーカーはその後実際に行動に移してしまうというだけなのです。

事件性に発展しそうなら警察を頼って

万が一事件性に発展しそうなら、迷わず警察を頼りましょう。「最後に会ってくれないか」と言って面会を求めてくる時には注意が必要です。

最後ならと面会を受け入れる人もいますが、この段階で会うことは危険が伴うことがあります。面会を理由に、相手を傷つけたり、ストーカー自身が自傷行為を働いたりすることがあるからです。

ストーカーが切羽詰まってしまう前に、対処しきれないと判断したら早い段階で専門家の手を借りましょう。

まとめ

生活の中で人からの視線や恐怖を感じるなら、それはストーカーの危険性があります。しかしストーカーの立場で考えることができれば、根本的な問題解決が図れるため、被害を最小限にできるのです。

まずは同じ人間として適度な距離でコミュニケーションを取り、ストーカーが伝えたいメッセージを読み解きましょう。拒絶するときには「穏やかに、ハッキリと」伝えます。

危険性を感じたら、早い段階で専門家に相談しましょう。あなたの気持ちが落ち着けば、適切な判断をすることができますよ。

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