こんな人に最適な記事です!
- 探偵が調査できることを知りたい人
- 探偵に調査を依頼しようか悩んでいる方
探偵といえば依頼を受けて調査をする人のこと。それは理解していても、具体的にどんなことをどこまで調べられるのか知らない人は多いでしょう。しかし、これから探偵に調査を依頼するとなると、どの程度の情報を集めてもらえるのか知っておきたいですよね。どこまで調べられるか知らないと、探偵に調査を依頼することに不安を感じてしまうかもしれません。そこで、この記事では探偵がどこまで情報を調べられるのか、どんな方法で調べるのかなどをまとめました。探偵事務所に依頼するかどうか悩んでいる人はぜひとも参考にしてください。
この記事を最後まで読むことで
- 探偵が調査をして調べられる情報がわかる
- 探偵が調べることのできない情報がわかる
探偵が調べることができる個人情報について
個人情報を調べてもらうために探偵に依頼する人は多いです。探偵に頼めば、ターゲットについて、名前や勤務先、住所などの情報を調べてもらうことができます。家族構成や過去の異性関係、交友関係、経歴などもわかることがあります。ただし、絶対にこれらの情報がわかるというわけではありません。対象者によっては、個人情報を調べにくいケースもあるからです。
探偵が調査をする方法
探偵が依頼を受けて実際に調査をする際にどんな方法を用いるのか紹介しましょう。
尾行
対象者の後をつけることによって、住んでいるところや働いている場所などがわかります。友達や恋人などの情報を集められることもあります。普段の行動範囲や馴染みのお店などの情報も集められるでしょう。浮気調査であれば、尾行することで浮気相手と密会している現場を押さえることができます。
張り込み
張り込みは、路上やお店、建物、車内などさまざまな場所で実施します。たとえば、建物に入っていったならば、出入り口を見張るために張り込みします。誰かを待っている対象者を遠くから張り込むというケースもあります。対象者にバレないように探偵はさまざまな工夫をします。
聞き込み
対象者の周囲の人に話しかけていろいろな情報を引き出すのが聞き込みです。聞き込みによって、かなりプライベートな情報まで得られるケースもあります。怪しまれないように架空の設定やストーリーを考えてから聞き込みを行うため、怪しまれずに情報を集められるのです。たとえば、大学の研究調査でアンケートを実施している、雑誌の取材班である、テレビのロケハンをしているなどもっともらしい理由を考えて、自然に話しかけます。
データ調査
対象者に関する情報をもとにして、独自の情報ルートやデータベースなどを駆使して情報を入手することをデータ調査といいます。たとえば、過去にお世話になった人や同級生などの調査を依頼を受けて、現住所を特定できたというケースがあります。
探偵の浮気調査でわかること
パートナーの浮気調査を依頼すれば、浮気の有無から浮気相手の個人情報、浮気の頻度、密会場所、浮気の期間などさまざまな情報を集めてもらうことができます。浮気をしていることを客観的に証明できるような写真や動画などの証拠を集めることも可能です。
探偵の素行調査でわかること
素行調査を依頼すると、その人物の日々の行動を詳細に調べてもらい報告を受けることができます。したがって、浮気調査も素行調査の一種といえるでしょう。素行調査によって、交友関係や異性関係、生活実態などがわかります。たとえば、非行防止のために子供が普段どこで遊んでいるのか立ち寄り先を調べてもらうケースなどがあります。
探偵がする調査を自分でするのは難しい
プロが行う調査を素人が自分で行うのは難しいです。その理由を解説しましょう。
尾行や張り込みなどはバレるリスクがある
尾行や張り込みといった方法は常にバレるリスクが存在しています。プロはさまざまな工夫をして、それまで培ってきた経験や技術を駆使することで、バレずに調査を実行できるのです。素人にはプロのようなノウハウや技術がないため、尾行などをしても簡単にバレてしまいます。
違法な調査をしてしまう可能性がある
たとえば、浮気調査のために彼氏のスマホやパソコンの中身を勝手に覗くのは訴えられるリスクがあります。彼氏が留守のときに勝手に部屋に入って浮気の証拠を探すのは、不法侵入とされる恐れがあるでしょう。プロならば、法律に触れる方法は避けます。
トラブルが生じる恐れがある
たとえば、浮気調査をしていることがバレて喧嘩になることがあります。そこで、相手に暴力を振るったり、侮辱したりすると警察沙汰になるリスクがあります。浮気調査がバレたことが原因で別れることになる場合もあります。
探偵の調査は違法ではない理由
探偵の調査が違法とみなされない理由を説明します。
探偵事務所は公安委員会に届出をしている
日本で探偵業を営むためには公安委員会に届出をして許可を得る必要があります。きちんと届出をしていれば、法的に認められる範囲で合法的に調査を行えるのです。
婚姻歴や学歴、職歴、人柄などを調べることは合法
探偵は素性調査をすることを法的に認められています。対象者の学歴や婚姻歴などを調べることは合法です。浮気や素行の調査を依頼されることが多い探偵は、対象者の情報のなかから法的に認められる範囲についてのみ調べます。
差別につながる調査は違法
探偵は差別につながることを調べてはいけません。差別を助長するような行為が違法とされているからです。たとえば、過去の犯罪歴や特定の地域の出身であることなどです。依頼された段階で、それが差別につながると判断すれば、そのような依頼をすべて断ります。もちろん、調べていく過程で差別にかかわる情報を入手するケースはあります。その場合は、差別の恐れがある情報を一切報告しません。
探偵が調べられない情報について
探偵に依頼しても調べられない情報について紹介します。
借金の正確な金額
探偵が調べられるのは借金の有無までです。正確な金額を調べることができるのは本人だけだからです。金融機関に借金の金額の照会を頼んだとしても、本人でなければ断られます。勝手に金融機関から届いた書類を探偵が開けるのは違法です。合法的な方法で対象者の借金の金額を調べるのは不可能といえるでしょう。
銀行口座の番号
具体的に銀行口座の番号まで探偵が調べることは難しいです。金融機関は第三者に口座情報の開示をすることはしないからです。金融機関は顧客の情報を厳重に扱っていて、本人以外にはたとえ家族に対しても情報を公開することはないのです。
差別につながる可能性のある情報
探偵は差別につながる恐れのある情報を調べることができません。その情報によって、就職差別や結婚差別などが発生する恐れがあるからです。
まとめ
探偵は法律で認められている範囲で調査をすることができます。住所や勤務先、交際相手、借金の有無といった情報を調べることが可能です。ただし、差別につながる可能性のある情報や口座情報などを調べることはできません。探偵がどこまで調べられるのか理解したうえで依頼しましょう。