パートナーが浮気をしているのではないかと疑念を抱いたとき、皆さんはどうするでしょうか。夫婦関係を再構築するにしても、思い切って離婚をするにも、浮気の証拠を集めたいと考える方が大半かと思います。しかし、証拠を集めるなら、やっぱり探偵に依頼するべきだと分かっていても、探偵に依頼するにはお金がかかるし、できるだけ自分で証拠を集めておきたいと考えるかたもいるでしょう。
そんな方は、本記事でご紹介する「相手に知られずに、相手の居場所を特定できるアプリ」を試してみるのはいかがでしょうか。
ただし、アプリを使用するには注意も必要です。後半にはそういった使用時の注意点についても説明していきますので、アプリを上手く使って、パートナーの浮気を探ってみましょう。
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浮気調査に利用できるアプリって?
今回ご紹介する、相手に知られずに居場所を特定できるアプリのように、浮気調査に利用できるアプリとは一体どのようなものなのでしょうか。
そもそもの話ですが、残念ながら、浮気調査を目的として作られたアプリというのは存在しません。ですので、浮気調査で使えるアプリというのは、基本的には子どもや高齢者の見守りや、盗難・紛失の際にスマートフォンの位置を特定する目的で作られたものを、浮気調査に応用している形になります。
スマートフォンおよびその持ち主の居場所を特定する機能以外にも、遠隔操作でカメラを起動したり、パソコンからスマートフォンに保存されている画像やメッセージのやり取りのデータを見ることができるアプリもあります。
種類にもよりますが、そういった機能を持つアプリはGoogle playやApp Storeでも普通に取り扱われており、ものによっては無料でダウンロードをすることが可能です。
浮気調査で使えるアプリ5選
続いては、実際に浮気調査で利用できるアプリをご紹介していきます。ただし、どのアプリも浮気調査を目的としたアプリではありませんので、使用の際は利用規約などにしっかりと目を通し、自己責任の下でダウンロードするようにしてください。
浮気調査で使えるアプリ①|mSpy
mSpyは海外製の有料アプリで、Google playやApp Storeでは取り扱っていません。
公式サイトでアカウントを作ってプラン契約を結び、その後送られてきたメールの説明書の手順に従って、モニタリングしたいスマートフォンの端末と、その情報を閲覧するパソコンをセットアップすることで利用をすることができます。
料金は月額制で、基本版であれば1ヶ月$29.99(約3,200円)、プレミアム版であれば1ヶ月$69.99(約7,400円)で利用することができます。金額だけ見ると高く感じてしまうかもしれませんが、それも頷けるほど、mSpyは様々なデータを閲覧することができます。例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 通話履歴(連絡先や通話時間を含む)
- 削除済みのものも含めたテキストメッセージの閲覧
- GPSの位置情報
- スマートフォンに保存された写真や動画
- SkypeやLINEの履歴
- ウェブサイトの閲覧履歴
- 相手のFacebookやInstagramのアカウント情報
※上記はプレミアム版の機能です。基本版ではLINEやSkypeのモニタリングができません
mSpyは本来、親が子どものスマートフォンの使用状況を把握する目的で使用するものとあって、非常に強力なモニタリングアプリとなっています。
また、アプリをダウンロードすると、多くの場合、そのアプリのアイコンがスマートフォン上に表示されてしまうため、スマートフォンの持ち主にモニタリングアプリをダウンロードしたことがバレてしまうのですが、mSpyはそのアイコンを見えなくすることができるため、持ち主に気付かれずに相手のスマートフォンを監視することも可能です。
浮気調査で使えるアプリ②|Cerberus(ケルベロス)
Cerberus(ケルベロス)はAndroid専用のモニタリングアプリで、Google playから入手することができます。1週間は無料で利用できますが、それ以降は年間5ユーロ(約650円)の料金が発生します。
Cerberusはインストールされた端末が盗難あるいは紛失してしまったときに、再発見を容易にしたり、また第三者に悪用されることを防ぐ目的で開発されたアプリであり、例えば、遠隔操作で以下のことが可能です。
- Cerberusがインストールされた端末の位置情報の確認
- 録音・カメラ・録画機能の起動
- 通話記録の取得
2番目に記載をした「遠隔操作での録音・カメラ・録画機能の起動」がCerberusの強みです。この機能により、相手に気付かれずに周囲の音や映像、画像を記録することができ、さらにそのデータをあらかじめ登録しておいたメールアドレスに送付することができます。相手のスマートフォンにこのデータが残ることはないので、相手に気付かれることもありません。
また、このアプリもmSpyと同じように、端末からアイコンを消去することができます。
Cerberus の欠点としてはLINEなどのSNSのメッセージを遠隔操作で閲覧することができないことと、Android専用なので、モニタリングしたい端末がiPhoneの場合には残念ながら使うことができません。しかし、それを差し引いても、Cerberusは強力なモニタリングアプリのひとつです。
浮気調査で使えるアプリ③|Find My Device(端末を探す)
続いてもAndroidの端末をモニタリングしたいときに使えるアプリです。この「Find My Device(端末を探す)」はGoogleの公式サービスで、無料で使用することができます。
こちらも本来はスマートフォンの盗難・紛失時に端末の位置を特定したり、子どもや高齢者の見守りといった用途に使うもので、既にご紹介したmSpyやCerberusのようにSNSのメッセージの閲覧や、遠隔操作でカメラなどを起動したりといった機能こそありませんが、無料で相手に知られずに居場所を特定できるという点は大きな強みであると言えます。
ただし、このアプリ(サービス)を利用するためには、あらかじめ相手のGoogleアカウント情報を入手し、そのアカウントを使用して管理サイトにアクセスする必要があります。
また、初期設定のままだと、位置情報を特定した際に、相手のスマートフォンに位置を特定されたことを示す通知が出てしまうので、相手に知られずに居場所を知りたいという場合は、相手のスマートフォンのFind My Device(端末を探す)の通知をオフにしておくことを忘れないでください。
浮気調査で使えるアプリ④|iCloud
先程はAndroidを利用している方向けのアプリをご紹介しましたが、続いてご紹介するのはiPhoneユーザーの方向けのアプリです。
このiCloudはApple社が提供するクラウドサービスで、使用しているiPhoneのデータのバックアップを自動で行ってくれる機能を持っています。
iCloudを利用することで入手できるデータは2種類あり、ひとつは相手のスマートフォンの位置情報、もうひとつは相手のスマートフォンに保存されている画像や動画のデータです。
ただし、本来は使用者本人がパソコンから自分のスマートフォンにアクセスして、端末の位置情報や保存されているデータを閲覧する目的で用いられているアプリです。
そのため、アプリを利用する場合はiCloudFind My Device(端末を探す)と同じように、相手のアカウントのAppleIDとパスワード前もって知っておく必要がありますので、注意しましょう
浮気調査で使えるアプリ⑤|Suica Reader
最後にご紹介するアプリは、他のものとは少し違った機能を持っています。というのも、Suica ReaderはSuicaを始めとしたICカードの履歴を調べるアプリなのです。
「ICカードの履歴を調べて何が分かるの?」と疑問に思うかもしれませんが、例えば通勤でしか使っていないはずのICカードに、通勤とは関係のない駅での降車記録が頻繁に残っていることが分かれば、浮気相手との密会場所、あるいは浮気相手の住所を特定できる可能性があります。
確かに、GPSと比べると心もとないかもしれませんが、Suica Readerには他のアプリにはない強みがあります。それは、パートナーのスマートフォンを操作してアプリなどをインストールする必要がないという点です。
他のアプリの場合、性質上、相手の端末に特定のアプリがインストールされていないと使用できないのですが、Suica Readerの利用に必要なものはSuica Readerがインストールされた自分のスマートフォンと、相手のICカードのみです。
相手のスマートフォンでセットアップなどを行うのは、なかなかハードルが高く、難しいのが実情ですが、ICカードを読み取るだけであれば、それよりも難易度はぐっと下がります。
もちろん、履歴を読み取ったことは相手のICカードの記録には残りませんので、相手に知られずに、行動をチェックすることが可能です。
GPSアプリを浮気調査で使う際の注意点
ここまでにご紹介したアプリを使えば、相手に知られずに居場所を調べることが可能です。しかし、実際にこれらのアプリを使って浮気調査を行う場合、様々なリスクがあります。
例えば、相手に知られずに居場所を特定したいと思うと、多くの方は、パートナーに知られずにアプリをインストールする必要があると考えるかと思います。
しかし、実はこの「相手の許可なくアプリをインストールする」、そして「相手の許可なくスマートフォンを遠隔操作する」という行為は不正アクセス行為の禁止等に関する法律(略称:不正アクセス禁止法)によって禁止されているため、場合によっては法律によって罰せられる可能性があります。
また、相手のスマートフォンの位置情報を勝手に収集する行為はプライバシー権の侵害になる場合もあります。
仮に刑罰が科されなかったとしても、あなたが行った浮気調査が違法であるという判断がなされると、違法な手段で入手した証拠ということになりますので、証拠として認められません。それまでにかけた時間が無駄になってしまうのです。
また、もうひとつ注意しておかなければならないのは、GPS情報は基本的に浮気の証拠として認められないということです。
GPSの情報によって証明できることは、あくまでもGPS端末がその時間にその場所にあったということだけです。そのため、浮気(不貞行為)があったと裁判所に認定してもらうためには、GPS以外の情報も必要になります。
アプリを利用して、自分自身で浮気調査を行うことを検討している方は、こうしたリスクを理解した上で、自己責任で行ってください
まとめ:浮気調査は探偵に任せるのが安心かつ確実!
子どもや高齢者の見守り、あるいはスマートフォンの盗難・紛失の防止を目的として作られたアプリを利用すれば、相手に気付かれることなく、相手の居場所を特定することができます。
しかし、それによって手に入れたGPS情報は基本的には証拠として使うことはできず、それどころか法に触れるリスクも孕んでおり、最悪の場合、あなたが逆にパートナーに訴えられてしまう可能性もあります。
できる限り安全に、しかし確実にパートナーの証拠を手に入れたいと考えているならば、なおさら探偵に依頼するのが得策と言えます。しかし、料金面で不安を感じる方もいることと思います。そんな方はぜひ探偵事務所M&Mの無料相談をご活用ください。経済的に余裕のない方でも、満足できる結果を手に入れられるようサポートしてくれます。